間違いだらけでした。体験した筋トレで太る方法

筋トレで太る。体重を増やす方法の体験談

現在40代男性が中学生から体験してきた、「太る方法として筋トレ」をしてきたお話です。

長い時間かけて、ユルく筋トレしながら体型を変えたいと励んできましたが、やり方の間違いも多く、理想の体型を得るために遠回りしてきました。

結果的には、今も筋トレをして健康管理とともに体型維持のために続けており、成功した体験談です 。

なぜ、筋トレを選んだか

私は中学生になって身長は160cmを超えたものの体重は50kg代のままで、女性でも細めの体型に違和感を持っていました。

引き締まったマッチョな体に対する興味を持ち始めたのは、ブルース・リーの「燃えよドラゴン」とか「ドラゴンへの道」といった映画を観てからです。

完全に影響され憧れました。

ブルース・リーは、今、見ればかなり細いですが、当時中学生になったばかりの私には、映画の中でとても強いブルース・リーがたくましく見えたものです。

どうしたら筋肉が付くのか?

当時の私がブルース・リーのようになることは、ぜんぜんイメージできません…。

それでも強くなりたいのと細い体型は何とかしたくて、中学生の時に月刊ボディビルディングなどの専門誌を立ち読みしてヒントを探していました。

雑誌のトップレベルのボディビルダーは、中学生の目には現実離れしていました。

どうしたらあんなに筋肉が付くのか、中学生ながら疑問に思ってました…。

体育館で偶然見つけたマシン

14歳の時の身長が164cm、体重が61kgでした。

たまたま訪れた公共体育館で、狭い部屋で筋トレマシンが3台ほど設置されていたのを見つけました。

友達を遊びながら筋トレのマネ事をして遊んだのですが、翌日に何だか体が軽く感じたのです。

これが筋トレにハマるきっかけになり、自己流の筋トレに目覚め、15歳から本格的にジムで筋トレを始めました。

ジムに入会の時、69kg

このジムに入会した時の体格が、身長166cm、体重69kg、胸囲102cm、上腕囲35cm、太もも周り56cm、ふくらはぎ37cmでした。

体育館でやっていた自己流筋トレでも少しは効果があり、体重が61kgから69kgまで増えています。

このジムでのトレーニングで、↓こうなりました。

  • 16歳の時には、体重が78kg、胸囲108cm、上腕囲38cm、太もも周り60cm
  • 17歳の時には、体重が83kg、胸囲113cm、上腕囲40cm、太もも回り62cm

30年を超える筋トレで+37kg

17歳の高校生の時に、最高で体重が83kgまで増えています。

筋肉が増えた反面、食事量が多過ぎて体脂肪も増え過ぎ、体調が悪くなったので食事量を減らしたら、自然と78kgになり体脂肪も減りました。

筋トレを始めて3年で、これだけ効果がでたので、筋トレで太る方法にハマりました。

その後、30年以上の筋トレにより、現在は身長168cm、体重が98kg、胸囲が128cm、上腕囲が48cm、前腕35cm、太もも周りが71cmになっています。

太る方法のコツと注意

痩せすぎから、筋肉質体型と呼べるレベルには3年かかったと言えます。

その体験から筋肉を付けて太る方法には、食事も大きく関係しているとつくづく感じます。

ジム入会が転換点だった

中学生から始めた自己流筋トレでしたが、大きく体の変化を感じたのは本格的なトレーニングジムに入会した頃からです。

筋トレメニューもそれまでの自己流ではなく、本格的なものに変わってきました。

今思えばそれまでの自己流は間違ってはいないものの、効率が悪かったのです。

ブルースリーになりたいという気持ちも妄想だけでなく、鍛えられていく体を見ていると本当に似た感じになってきてテンションが上がりました。

当初の目標はブルース・リーでした。

本格的にトレーニングするようになると、もっと本格的なマッチョが目標になり、アーノルド・シュワルツェネガーや、マイク・メンツァーみたいな究極のボディビルダーの影響を受けるようになりました。 

やはり食事が大事

筋トレを始めた頃は無知で食事で筋肉が付くという知識がなかったので、食事法については何にも気をつけていませんでした。

ところが本格的に筋トレをするようになって月間ボディビルディングや筋トレの専門書を読むようになり、筋トレには食事法が重要だと理解し重視しはじめます。

でも、この時は必ずしも正しい食事法とは言えませんでした。

成長期でもあり食べ過ぎた

具体的に食べていたのは、肉、卵、米、野菜とごく普通でしたが、トレーニング歴3年ぐらいまでは全体的に量が多過ぎました。

これにかなりのプロテインを摂っていましたから、筋肉も増えましたが体脂肪も増え過ぎました。

たくさん食べたことで17歳頃に、半年で15kg増えました。

何しろ苦しくなるほど食べていたので、改善して食事量を減らし胃腸に無理のないようにしました。

筋肉が付くと代謝が良くなるのか、おなかが空くのが異常に早くなる気がしました。

食べ盛りなのですが筋肉を付けて太りたかったので、食事量を抑えて全体の栄養バランスを良くしました。

炭水化物である米の量は1日4合程度でした。

 知識が大切な筋トレ

筋トレマシンがあった公共体育館では、壁に貼ってあった簡単な説明書きを見ての遊びトレーニングでした。

種目の名前もまともにわからなかったですし、フォームもかなり滅茶苦茶でした。

効果的な回数や呼吸法も知りませんでした。

まわりでトレーニングしていた人たちを参考にしていましたが、その人たちも自己流でやっていましたからほとんど参考になりませんでした。

筋トレの基本はセット法なのに…

ひとつの種目を数セット続けてやるセット法が筋トレの基本です。

スクワット、レッグプレス、ベンチプレス、アームカールなどのひとつの種目を、1セットやったら、すぐに次の種目を1セットやる。

とにかくたくさんやる方が良いだろうと勝手に思い込み、次々に種目をこなす、ということをやっていました。

やり過ぎという間違い…

筋トレのはじめは、すぐに合理的なトレーニングができていたわけではありません。

一つの間違いとしてトレーニングをやり過ぎました。

ジムで最初に教わったトレーニングメニューは、下記の基本的な種目をそれぞれ3セットずつ連続して行なうという、初心者向けのオーソドックスなものでした。

  • スクワット
  • レッグカール
  • ベンチプレス
  • ラットマシンプルダウン
  • アップライトロー
  • ライイングトライセップスエクステンション
  • バーベルカール
  • カーフレイズ
  • シットアップ

ところが、私はそれに飽き足らずすぐにそれぞれの種目を5セットに増やし、一通りそれらの種目を終わるともう一度イチからやり直していました。

一日で2回トレーニングしていたわけです。

その他にも、一日に5kmほどのランニングも日課にしていました。

それがどう効果があるのかということはまだ理解せずに、多い方が効果があるだろうと思ってやっていましたがジムの会長があきれていました。

最初、週に3回トレーニングしなさいと言われましたが、私は毎日やっていました。

 結局、筋肉は増えず…

この頃はジムが休みの日曜日を除いて、毎日4時間ぐらいトレーニングしていました。

明らかにやり過ぎでいつも筋肉痛があり、慢性的なオーバーワークで、回復しないままトレーニングしている状態でした。

初心者にありがちなミスでしたが、熱心な人ほどやってしまいます。

ジムに入会した時の体重が69kgでしたが、数ヵ月経っても体重がまるで増えなかったのは明らかにオーバーワークが原因でした。

使う重量も、トレーニングしている割に伸びませんでした。

体の部位を分けて鍛える

その後、全身を分割して筋トレする方法にしたことで効果が出始めました。

トレーニング法の改善と食事量を増やしたことで、それまで増えなかった体重が半年で15kg増えました。

  • 脚はスクワットとレッグカール
  • 胸はベンチプレス、インクラインベンチプレス、ダンベルフライ
  • 背中はチンニング

このように鍛えたいところを狙うのです。

チンニングは30回まで出来るようになり、チンニングの能力だけなら今よりも強かったかもしれません。

基本種目はピラミッド法でアップでトップの重量にまで達したら、そこから追い込んで数セットやるというオーソドックスなやり方でした。

ベンチプレスの記録は16歳の時が100kgで6回、17歳の時が110kgで5回でした。

自分なりの筋トレ法を確立

14歳から17歳までは合理的なやり方とは言えませんが、その割にはまあまあの成果だったと思います。

高校時代以降30年以上トレーニングを続けていますが、自分なりのトレーニング法が完成したのが24歳あたりです。

一般的な順番どおりにやる分割法ではなく、狙ってパーツを鍛えています。

全身を一回のトレーニングでやることも多く、ひとつのパーツを週に2回~3回鍛えています。

セット数も多くて、例えば上腕三頭筋と二頭筋を合わせて70セットぐらいやります。

筋トレで気を付けていたこと

筋トレ情報が一番多いのは古くからアメリカで、最新情報はアメリカ人や欧米人を基準にしています。

日本人などのアジア人には必ずしも合致しないことが多いです。

ステロイドについてどう思うか

ステロイドについては反対です。

ステロイドなどの薬物が劇的に筋肉を発達させるのは間違いありません。

筋トレをやる人間にとって誘惑があるのは否めませんが使わない方が良いです。

健康上、道義上の理由もありますが一番の欠点は、ステロイドで作った筋肉は使うのをやめると簡単にしぼんでしまうことです。

ステロイドを常用していて体重が100kgあった人が使うのを止めたら、2週間で80kgまで落ちた例を知っていますがステロイドユーザーとしては珍しい例ではありません。

ステロイドで作った筋肉は定着が悪いです。

人生は長いです。

一時的に凄い身体になったとしても、長く維持出来ないんじゃ価値があるとは思えません。

現在はネットでステロイドなどの薬物が簡単に手に入りますから、「効果がないから使わない方がいい」では説得力がありません。

コンテストに出る人間になら試合で一発失格になるほどのペナルティがあるので、それが一定の抑止力になりますが、ただ、趣味でやっていて筋肉を大きくしたい人間については、結局のところ価値観の問題でしょう。

マシンの使用方法はよく理解して

トレーニングマシンは重量もあるので慎重に扱わなくてならず、使い方を間違えるとケガします。

いきなり、わからずにマシンを使って指を挟んで大ケガした事例もよく聞き、無理な重量や荷重をかけるのもやめるべきで、ジムの説明をしっかり聞きましょう。

私は肩や肘を少々痛めたことぐらいはありますが、筋トレに支障があるようなケガをしたことはありません。

筋トレはアタマでやる!

太る方法として筋トレすることで、「服が似合うね」とか「おしゃれだね」「服を着ててもスタイルがいいね」とよく言われます。

体型は服を着ててもわかるのでしょう…。

嫌気がさしてしまっては続かないので、はじめのうちは身体を追い詰め過ぎない事が大切です。

筋トレは根性ではなく知識が大切です。

「無茶苦茶にやれば、筋トレも太る方法としていいだろう!」と、たくさんやって結果が出ずやめる人も大勢います。

その手順をアタマで理解するためにジムに入会するのがおすすめです。

筋トレ開始時は有酸素運動をメインに、身体を素早く温めてからトレーニングの効果を最高に引き上げるなど、筋肉量を増やして太るためには、焦らず理解を深めて筋トレを続けていかなければなりません。

⇒太りたい人へ、プロテインタンパク質成分や選び方

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