出産の前後で痩せすぎが気になる女性は、安全な出産ができるのかと心配ですよね。
誰だって不安な出産前に、痩せすぎでも何も問題なく乗り越えることができた方も大勢います。
気持ちが楽になり、参考になる体験談です。
妊娠中に痩せてしまうのは大丈夫?
- 「妊娠したら体重が増えるもの…」
- 「たくさん食べた方がイイよ…」
- 「出産は体力を使うから…」
これらが「なんで私は体重が減るのだろうか?」と余計なプレッシャーになっていませんか?
妊娠中に痩せてしまう原因を、調べていきたいと思います。
妊娠初期~中期の痩せすぎは意外と多い
まず、”つわり”がつらくて食事ができないのに、おなかの赤ちゃんへの栄養供給はされていくため、お母さんご自身は痩せてしまいます。
この時期に痩せる方はけっこういるようです。
確かに食べなければいけないですが無理は禁物です。
ひどいつわりは産婦人科に相談することで、投薬などでの対策をとってくれることもあります。
妊娠中期~後期に体重減少を防ぐ運動
妊娠5ヵ月(16週)からは、つわりが続いていて思うように食事がとれていない事もあるのと、運動不足で筋肉量が低下したりして食欲がない場合が多いです。
安定期に入ったら出産に備えて体力をつける必要があります。
無理のない範囲での運動がおすすめなのです。
痩せすぎはお腹の赤ちゃんに影響?
妊娠中に太らなくてはならない!と決めつけるのは誤りです。
異常に不安に駆られるのは気持ち的にマイナスになりますし、妊娠中、特に妊娠初期には体重増加は必要ないのです。
妊娠初期は、体重の気にしすぎに注意
というかむしろ妊娠初期に急に2kg以上増加してしまうというのは、あまり好ましくないのだそうです。
赤ちゃんの体重は妊娠4カ月でどのくらいだと思いますか?
たったの100gです。
お母さんの体重が増えてしまうには、まだまだ早い時期なのです。
妊娠中期に入る5カ月あたりからおなかの中で赤ちゃんはぐんぐん育っていくのですが、それでも1kgを超えるのは妊娠7カ月以降になるのです。
目安として妊娠初期であれば「元の体重の10%以上減少していなければ大丈夫」、ということを覚えておいてください。
しかし、脱水症状はとっても危険
妊娠中の体重減少で一番怖いのは、脱水症状になってしまうことなのだそうです。
妊娠中に栄養をとれない状況であったとしても、脱水症状に関しては楽観視できません。
立ちくらみや手足のしびれ、発熱、さらに心臓や神経系統に異常がでると、外出時に倒れてしまってお腹を打ってしまったりすることにもなります。
これでは妊娠を継続するのが難しくなってしまうことにもつながりかねません。
寝る前などは水分補給をしておくように気を付けておきましょう。
真夏は汗をかいてないからと油断せずに時間を決めて水分補給するなどして、特に気を付けてください。
病院に行くべきか?は食事がカギ
妊娠悪阻がひどく体重減少が止まらないという方については、早いうちに産婦人科で相談すべきです。
食事も水分も摂ることができないほどの時は、点滴によって栄養を補給することで対策できるのです。
脱水症状を引き起こすリスクを回避することができます。
考え込み過ぎないで早く相談しましょう。
体重は減少していても食欲があり食事が摂れているなら特に治療が必要ではなく問題なさそうです。
妊娠初期から中期の5カ月まではつわりで体重が減少することはよくあることです。
食事をある程度摂れているのであれば、焦ってどうにかしようとプレッシャーを感じる必要はないと思います。
出産後に痩せた体験談
もともと痩せすぎ体型の女性が、出産後にさらに痩せてしまい悩んでいる体験談です。
子どものころからずっと痩せていたけれど、出産後にもっと痩せてしまった…。
私は、小学校のあだ名が痩せていることから”カモシカ”でした。
昔からずっと痩せ体型で今まで一番太っていたのが高校の頃で、それでも標準体重に満たないくらいでした。
しかも、顔だけは大きく体が全体的に細いため、まるでマッチ棒のような感じです。
今より8kg体重が重かった高校時代は顔だけパンパンで、身体は全く太りませんでした。
体験談:出産後に痩せてきて心配された
一般的にみんなはモデルのように細いことに憧れを抱いています。
なので、若い時は今ほど気にしていませんでした。
それが20歳前半で出産をして、産後太りをするといわれる時期になぜか体重が大幅に落ちました。
高校のピーク時から10kgも体重が減った時は「病院に行った方がいいんじゃないの?」と心配されるほどになりました。
この時は授乳もしていてお腹はすいていたので、今より食欲があってよく食べてはいました。
30歳を超えてからは食欲も落ちて量を食べれませんし重力に逆らえず、唯一ついてた顔からも肉が落ち二重の目も落ちくぼんできました。
顔も痩せていき、ホントの病人のようになってしまいました。
体験談:病気ではないので安心した
久しぶりに会う人からは「食べてる?」「大丈夫?」の声をかけられます。
あまりにも言われるので自分でも心配になり、健康診断で調べたところ痩せすぎ以外は何の異常も見つかりませんでした。
太れないのでもしかしたら重病なのかと心配でしたが、診断結果が出て問題ないことを知ると精神的に安定するものですね。
体験談:太れた妊娠期がうれしかった
そんな私にも一度だけ太れる時期がありました。
子どもを妊娠した時です。
妊娠初期につわりに悩まされ吐きづわりでしたので食べる量も減っており、これ以上痩せたら赤ちゃんに悪影響があるのではないかと、とても不安だったのを覚えています。
しかし、つわりの時期を抜けてからは食欲がみるみるわいてきました。
妊娠後期になると体重も順調に増えて乳腺が張ってくる事によって胸も1カップ以上あがり、私の理想の体型に近づいてとても嬉しかったのを覚えています。
そんな長年憧れてきた夢のような時期でしたが、子の卒乳とともにあっけなく元の体型に元通りどころか、元より痩せました。
ママ友からは妊娠するたびに太っていくという話をよく聞きましたが、私は逆でした。
胸もかろうじてあった張りが母乳が終わるにつれて痩せていき、微妙に形が変わり位置も下がってしまいました…。
体験談:テレビを見ながらエクササイズをはじめたら…
病気ではないので安心しました。
でも、30歳を超えると体力も低下して疲れやすくなったので、筋力アップと体力作りを兼ねてウォーキングとスクワットを始めることにしました。
子供が小さいので育児をしながらということもあり、息抜きにテレビを見ながらエクササイズすることが習慣になりつつありました。
しかし、始めてから一週間ほどで階段を降りる時に膝に痛みを感じるようになったのです。
ウォーキングとスクワットで膝を使いすぎたからかもしれません。
同じやり方を続けるわけにはいきませんのでウォーキングもスクワットもやめて、まずは膝を休ませました。
体験談:プランクを始めた
幸い二日ほどで膝は治ったので、翌日からプランクと呼ばれているエクササイズを始めました。
プランクとはうつぶせになった状態で、つま先と肘とを支えにして体を持ち上げキープするというエクササイズです。
膝の曲げ伸ばしがないので負担が少ないですが、決して簡単なエクササイズではなく太ももと二の腕とがプルプルとしてくるのです。
しかも、お腹が下がらないように持ち上げた状態をキープしなければならないので、必然的に背中にも力が入り数分続けただけで息が切れてしまいます。
肘の下に枕など柔らかいものを敷いた方が良いです。
床に直接肘を置くと痛むのでそれを防ぐためです。
体験談:今はこまめに一人エクササイズ
嬉しいことに食欲がでてきたことで半月で+2kgになり、腹筋背筋がついたせいかスタイルが良くなった感じがしてきました。
効果はてきめんで筋力がついたことが原因なのかおなかが空きます。
食事やサプリなどの栄養補助をしていないのに、体力はずいぶんとアップしたと思います。
プランクを以前よりも楽に続けることができるようになって、今では、毎日テレビを見ながら気軽にやっています。
体力をつけたくても「膝が痛くて…」という人にプランクはおすすめです。
ちょっとした時間にこまめにやるだけで筋力アップや体力をつけることが可能になると思います。
自宅でのんびりとできるエクササイズです。
まとめ、体重が元どおりになるのに1~2年かかる人も
出産後も体力回復、母乳で育てたり育児で本当に体力を使います。
母乳育児になると多くの女性は体重が減りますが、授乳のために食欲が旺盛になることで自然に体重が戻りやすくなります。
妊娠中体重減少に悩まされていた方の出産後の体重の推移について調べてみると、1~2年という長いスパンで戻ったという方もいれば、3~4カ月という比較的短いスパンという方もいます。
個人差があるかもしれません。
「太ろうと意識すること」は大事です。
でも、出産後体重が元に戻る期間には個人差があることをしっかり意識しておいてください。