出産後の体重減少から太るには?病気の可能性や育児中のコツ

出産後の体重減少から太るには?病気の可能性や育児中のコツ

出産後になぜか体重が減り続けて悩んでしまう女性がいらっしゃいます。

産後こそ今から始まる育児に備えて体力をつけなくてはいけない時期です。

「出産で使った体力を回復させなくては!」と焦ってしまいます。

慣れない育児と奮闘しながらも休養をとりつつ、忙しい毎日を送っていらっしゃいますよね。

  • 出産さえ終われば、何も問題はなくなる…
  • 赤ちゃんなんて、おっぱい飲んで寝ているだけなんだから…

と思っていたのに…

「問題なのは出産後だった…」と知るのは、初めてのお子さんを出産したお母さんです。

出産後の「痩せすぎ」「太れない」

出産後の痩せすぎ、太れないについて

キチンと寝ていないと肝心の母乳も出が悪くなり、慣れない育児を寝不足でするのは大きなストレスです。

中には、命を懸けて産んだはずの子供がかわいく見えないと、追い詰められてしまうお母さんもたくさんいます。

出産後に体重を減らしてしまうお母さんはとても多いのです。

痩せてしまうのは仕方ない…

産後に体重が減った原因は?

しっかり食べているのに体重減少が止まらずみんなから「細すぎるよ…」「ガリガリになっちゃったね…」「痩せすぎじゃない?」なんていわれる人もいます。

出産後の体力回復がまだで授乳や育児の疲れによって、痩せてしまうのは仕方がありません。

妊娠前と出産直前までの体重増加が少なかったお母さんは、産後の体重減少が多く妊娠前よりも痩せてしまうことが多いそうです。

気を付けておきたいのが「甲状腺機能低下症」というもので、これは急激なスピードで体重が減少してしまうようです。

妊娠中というのは赤ちゃんを育てる目的のために、身体の免疫機能が低下した状態になっています。

出産後にそれが元に戻る過程で体内に劇的な変化がおきてます。

そのタイミングで甲状腺機能が低下し元に戻らないと、体重減少だけではなく無気力になってしまったり、寒がりや便秘になったりと身体機能全般に悪影響がありえます。

生理不順で、太れないことも…

出産後の生理不順が原因で、太れないことも…

出産後には生理が復活します。

痩せすぎてしまったお母さんの中には「妊娠前は定期的だった生理が不順になった…」というケースもあります。

「いつ生理がくるのか予測できなくて困る…」というだけではなく、頻繁に生理がやってくる頻発月経になってしまうこともあります。

貧血になり授乳が難しくなってしまうこともあるのです。

出産直後はまだ身体が回復してないですから、いきなり以前のように生理が再開することは難しいです。

でも、楽観視しすぎてもいけません。

生理不順の疑いがあれば早めに婦人科を受診しましょう。

出産後1年以上や離乳食が進んでも太れない時は?

出産後1年以上または離乳食が進んでも痩せすぎの時は?

妊娠中に太っても授乳してれば痩せるよ」なんて話を聞いたことがあるでしょう?

自分の体を維持しつつもう一人の子供を育てるための食事を、自分の体で準備しているわけですから痩せるのも納得です。

完全母乳でお子さんを育てると子宮の回復が早く、増えてしまった体重も自然と減少します。

中には妊娠前以上に痩せてしまうという方も多くいらっしゃいます。

4~5kgの減少でとどまる方もいれば、15kg近く減少したという方もいらっしゃるようです。

体重減少は時間の経過とともに落ち着きますが、目安として1年以上、または離乳食にかわって母乳が必要なくなっても太れない場合は注意観察です。

太れないだけではなく下記の症状がある時は、甲状腺に異常があることも疑われ、早めに受診することがすすめられています。

  • 目がチカチカする
  • のどに違和感を感じる
  • 暑い、寒いといった感覚が強い
  • うつ状態など

産後に太れないのは病気?

産後の体重減少は病気の可能性がある?

完全母乳で育てているお母さんなら、慣れない育児と眠れない生活で体重が減少していることが想像されます。

「産後だから痩せるよね」と楽観視していたけれど、実は病気によるものだったということもありえます。

産後鬱など精神的な疾患や甲状腺異常のバセドウ病などになることも出産後には多いのです。

他にも子宮内感染症、膀胱炎、腎盂炎妊娠中毒後遺症や貧血、乳腺炎という出産後ならではの病気も多いのです。

気になる痩せすぎはメモしておく

太れなくて気になる痩せすぎはメモしておく

育児は子供がかわいいからこそ頑張ってしまう母心とは裏腹に過酷なものでもあります。

幸せな時間をしっかり満喫するために、自分の体をいたわることが大切です。

定期健診時でもいいので少しでも不安な症状があったら、産婦人科に相談することが必要です。

忙しい育児に追われて忘れないように育児日記などに自分の体調もメモしておくのがコツです。

妊娠出産間に体重があまり増えず、元の体重の-10%以上の体重減少があれば病気を疑うそうです。

産後は体重が減ります、太りたいと焦らずに

一般的に「出産後に体重が減る」ということは当然の現象で、完全母乳で育てているお母さんはより多くの体重減少を経験してます。

離乳食で母乳量が減ってきたら自然と太れるようになり、体重減少に歯止めがかかるといわれてます。

「出産後には10kg近く減ったのに、離乳食がはじまって気が付けば元の体重(妊娠前)に戻っていた」と太って嘆くお母さんもいます。

気になる症状がなければ焦らずに、離乳食にすすむまで経過観察することも考えておきましょう。

育児中の「疲れ」は?

ひどい体の疲れを感じるのであれば、ためらわずに産婦人科や内科を受診して医師に相談するのが良いでしょう。

育児がはじまっても体重が戻らず体がつらくなってくると、育児を楽しめるほどの精神的余裕がなくなってきます。

もともと標準体重を切っていたお母さんは、生理不順になり生理がとまって閉経することもあるのです。

生理以外でも甲状腺異常から自律神経を乱したり精神疾患も考えられます。

体重減少で太れなく、ひどい体の疲れを感じるのであれば、ためらわずに産婦人科や内科を受診して医師に相談するのが良いでしょう。

出産後に太りたいなら「ユルく」、昼寝、運動、間食

出産後に太りたいなら、昼寝、運動、間食の3つを心がけてください。

産後や育児中は寝不足になりやすい時期で痩せる原因にもなります。

お子さんが寝ているときに一緒に添い寝をしたりして体力の積極的回復をはかりましょう。

出産後に太りたいなら、昼寝、運動、間食の3つを心がけてください。

意外にも出産後は運動不足で筋力が落ちて痩せてしまったというケースもあります。

ある程度の運動は食欲を維持することにもつながります。

「そういえば最近かなり運動不足だったかも…」と思えば、お子さんを連れて一緒に散歩を楽しむことからはじめてみてください。

食事量を増やすのは、多忙な育児期間で難しく感じるかもしれません。

まとめて一度に食べようと思わず、食べられる時間があればこまめにサッと口にできる食べ物を用意しておきましょう。

無理に「なんとかしなくては!」と思うのではなく、「育児で大変なんだから自分ペースでやっていこうかな〜」というくらいのユルさが必要なのです。

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