逆流性胃炎の方は、食べることに抵抗があります。
私の友人は、逆流性食道炎で、いつも「食事がぜんぜん楽しくない、むしろ苦痛に感じる」と言っていました。
結局、彼女は症状がひどくなってから3カ月で、10kgも痩せてしまいました。
体力が落ちて風邪気味になることが多く、よく病院へ通っています。
痩せすぎの方に多い逆流性胃炎でも、太るコツを友人のために調べてみました。
逆流性食道炎の人が太れるのか?
健康的に太るための一番の方法は、食べてカラダに栄養を吸収してもらうことです。
摂食障害や拒食症の方にはそれが難しく、摂食障害や拒食症の方は、どのようにすれば”健康的に太る”ことができるのでしょうか?
診察で原因を知ろう
一般的に太れない理由は、大きく分けて2つ理由があります。
- 一日に必要なカロリーが摂れてない
- 胃腸で栄養を吸収する力が足りない
逆流性食道炎、摂食障害、拒食症の方は、そもそも食べることができないので、2つとも満たすことができません。
逆流性胃炎の場合は、食道や胃の粘膜が万全でなかったり、胃酸過多(過少)で胃壁荒れを引き起こしたりして、何らかの原因があります。
その症状の原因をつきとめるために、すぐに診察を受けましょう。
受診までにどうすればいいのか?
空腹状態を避ける
胃酸の出すぎ(少なすぎ)を避け、消化の負担を減らすために、無理な食べすぎ、空腹の時間を長くしないことが大事です。
胃の中に適度に食べ物があるようにすることが必要で、軽食や果物を三食や間食に食べてみてはどうでしょうか?
クッキーやチョコレートなどのお菓子でもいいので、空腹状態を避けましょう。
消化のためによく噛んで腹八分(腹六分?)を心掛けて、アルコール類や炭酸を避けしましょう。
食後は胃腸の消化促進を手伝う
ゆっくりとよく噛んで早食いはしないように注意し、食後にガムを噛むなどして粘膜系の保護を意識して、消化を促進させましょう。
消化吸収を円滑にするため、ウエストを締め付ける衣服を避けてベルトを緩めましょう。
前かがみの姿勢にならないようにして意識的に猫背を治し、背筋を伸ばし胃腸の働きを助けてください。
消化には時間がかかるので寝る直前の飲食は避けて、寝る前に食べないようにしましょう。
諸説ありますが、逆流性食道炎の場合は、体の左側を下にするようにして寝てください。
プロテインがおすすめ
プロテインは、逆流性食道炎の方にメリットがいくつかあります。
- カロリーが簡単に摂れるので、食欲不振になっても無理しない
- 胃がもたれにくい
栄養や成分を考えてあれもこれも食べる必要がなく、バランスよく含まれているプロテインは食事の補助となります。
最近は”体重を増やす専用のプロテイン”も出ていて、まずはプロテインで調子を整えていくことも必要です。
投薬などで治療が始まってからも食生活は重要なので、その中の一つとして考えてください。
病気予防に体脂肪が必要なので
女性が逆流性食道炎、摂食障害、拒食症で、体重が減りすぎてしまうとこんな怖い事もおきてきます。
- 生理不順
- 無排卵での生理(妊娠できない)
- 若いのに閉経
- 不妊の原因
つまり、どんな原因であれ痩せすぎは「女性の身体」に影響が出やすい…というわけですね。
それ以外にも、標準体型から大きく外れると、あらゆる病気にかかりやすくなります。
若いうちは大丈夫でも、将来的にドッと症状が出て、一気に病気になってしまうかもしれません。
病気予防のためには一定の体脂肪が必要なことは医学的にも実証されてて、今のうちからある程度は太って、体力をつけておきたいところですね(;’∀’)
ちなみに標準体重は、身長(m)×身長(m)×22で求められ、もし、この適正体重から10%以上少なかったら要注意です!
クリニックに行くのが怖いという方に
早期に判断して病院に行くのが一番良いことは理解できたと思います。
ちょっと病院に行くのがイヤだ…という人のために、クリニックに行った場合の話を少し…。
逆流性食道炎、摂食障害、拒食症の場合は、主に向精神薬を使って投薬治療がはじまります。
そのほかには、必要な栄養素を直接体に取り込む「オーソモレキュラー療法」「メガビタミン療法」などの栄養療法がすすめられるようです。
これらの方法は、血液検査で足りない栄養を調べて、その栄養を補うものです。
「向精神薬が怖いから病院には行かなかった…」という方もいて、投薬治療に抵抗がある方もいると思います。
栄養療法も進化しており、「しっかり栄養を摂れただけで症状が改善した。」という方もいます。
これまでの記録を持参して、治療方法を相談しましょう。
まとめ、受診して生活習慣を見つめなおす
逆流性食道炎、摂食障害、拒食症などがなぜ太れないのか?どうして痩せるのかを調べましたが、どの症状もすべて、早期に見つけて病院に行かなければならない病気です。
別の病気の可能性だってあり、適切な診断と治療により、症状が劇的に改善する可能性だってあります。
まず、過去3カ月くらいの食事状況や胸焼けや嘔吐した症状、気になったことをメモしておき、受診時にこれまでの症状をできるだけ細かく説明できるようにしてください。
これを読んで症状が気になる方は、記録の準備をしてすぐにでも病院に行って受診してください。
生活習慣の改善は必ずやる!
受診と治療も大切ですが、逆流性食道炎、摂食障害、拒食症は、日常の生活習慣が原因になっていることが多いようです。
受診後に投薬とともに生活習慣の改善が指摘されることが多く、自分の体質に合ったことを探すために試行錯誤したり、工夫することが必要です。
寝る時間や運動、食べ物、サプリメント、やってはいけない事など、最初から疑ずに何でもイチから試してみると良いと思います。
規則正しい生活が原則ですが、その上でプロテインや私が紹介してる太る方法を試してみてください。